立川がアートの街というのをご存知でしょうか。
実は立川駅北口には現代アートが気軽に楽しめる一角があるんです。
知らないと通り過ぎてしまいそうなぐらい、多くのアート作品が点在していて、街全体が巨大な美術館のような空間となっています。

「ファーレ立川」について

「ファーレ立川」は、1994年に立川駅北口の米軍基地跡地に作られた一角で、ホテル・デパート・映画館・図書館・オフィスビルなど、11棟の建物が集まっています。
その区画の中に、36か国92人の作家による109点のアートが所々に配置されています。

アートディレクターは地中美術館の総合ディレクターを務めた北川フラムさん。
「ファーレ立川」はパブリックアートの代表例として国内・海外からも参考にされています。

「ファーレ立川」の楽しみ方

作品はもちろん無料で楽しめます
街の中の色々な場所に普通に配置されていて、1点ずつ見ようと思うとかなり見ごたえがあります。

全ての作品が見やすい位置にあるかというと、そうでもなく少し探さないとわからない場所にもあるので、気になる人は「アートマップ」を見ながらまわるのがおすすめです。

オフィシャルサイト、もしくは特定の場所で無料配布されてます。

ファーレ立川 アートマップ配布
出典:ファーレ立川 アートマップ

また美術館と違って、写真を撮る事ができるのでインスタ映えする写真も撮る事が出来ます。
(※作品に触れたり、破損させるような行為には注意して下さい)

また敷地内におしゃれなカフェや高島屋があるのでランチや休憩には困りません。

「ファーレ立川」で観られるアート作品

ご紹介するのはほんの一部です。
有名な美術館に貯蔵されてるような作家さんの作品もあります。

ファーレ立川 ジャン=ピエール・レイノー「オープンカフェテラス」
ジャン=ピエール・レイノー「オープンカフェテラス」

ひときわ目を引く巨大な赤い植木鉢です。
床の白いタイルも含めて作品となっています。
白いタイルと植木鉢は彼の作品でよく使われているモチーフで、原美術館には白いタイルの部屋「ゼロの空間」、パリ・ポンピドゥーセンターには金色の植木鉢の作品があります。
Jean-Pierre Raynaud Official website

ファーレ立川 リチャード・ウィルソン「Entrance to Utility Tunnel」
リチャード・ウィルソン「Entrance to Utility Tunnel」

この階段の作品の下には地下の巨大な機械室に降りていく本当の階段があるそうです。
イギリスの彫刻家で錯覚空間、聴覚に関する作品が特徴的です。
オリジナルサイトにかっこいい作品がたくさん掲載されてます。
Richard Wilson Official website

ファーレ立川 トニー・クラッグ「 セルタイプス、オーガネル、オーガニズム 」
トニー・クラッグ「 セルタイプス、オーガネル、オーガニズム 」

一見、見逃してしまいそうな場所にあるこの作品は、海外でも世界有数の彫刻家の一人とされてる有名な作家さんの作品です。
日本でも高松宮殿下記念世界文化賞を受賞されてます。
階段を上がって歩道から見ると作品を正面からみることができます。
Tony Cragg Official website

ファーレ立川 ドナルド・ジャッド
ドナルド・ジャッド

ミニマル・アートで代表的なアメリカの芸術家さんの作品です。
1994年に亡くなってしまったので彼の最後の作品となりました。
Donaldo Judd Official website
MoMAのアーティストリストにも掲載されてます
MoMA / Donaldo Judd

ファーレ立川 フェリーチェ・ヴァリーニ「背中あわせの円」
フェリーチェ・ヴァリーニ「背中あわせの円」

空間全体に幾何学的な図形を投写・トレースして、視点によって幾何学模様が見える作品が特徴です。
撮影した際に気が付かなかったのですが、この裏側にも図形があったようです。
Felice Varini Official website
まとめサイトもありました。
現代芸術の鬼才 フェリチェ・ヴァリーニ

「ファーレ立川」Webサイト
https://www.faretart.jp/

「ファーレ立川」所在地
〒190-0012 東京都立川市曙町2丁目37−3(MAP

まとめ

ネオンの作品や、ライトアップなどもあるので、夜はまた違った表情が見れるようです。
今回、土曜日に行ったのですが、人通りが少なくてすごく写真も撮りやすかったです。
散歩がてら行けるような場所にあるので、デートや観光などにもぜひおススメです。

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